初実の果

キリスト教についてまとめるメモブログです。

父の心を壊すこと


Broken Heart

あなたを生んだ父の言うことを聞け。あなたの母が年老いても蔑んではならない。 真理を買え。それを売ってはならない。知恵と訓戒と分別も。 正しい人の父は心躍らせ、知恵のある子を生んだ人はその子を喜ぶ。 あなたの父と母を喜ばせ、あなたを産んだ人を楽しませよ。 わが子よ、あなたの心をわたしにゆだねよ。あなたの目が、わたしの道を喜ぶようにせよ。
(箴言23:22-26)

D.J.ウィルバー・チャップマンはR.A.トレイの話をしました。息子に教育を受けさせようと決心した年老いた父と母の話です。この家族はとても貧乏でした。それでも、家族会議をして息子を大学に行かせようと決めました。母や父は、息子が大学に行く準備に3年、大学で4年、合計7年間も家を離れなければならないと知っていました。夏休みには学校の近くで働かなければなりませんので、家に帰る暇はありませんでした。息子へ送るお金ドルによって、家庭の貧しさはさらに厳しくなりました。

ついに父は言いました。「妻よ、もう耐えられない。息子に会ってくる。」電車に乗るお金もなかったので、馬車で丘の向こうへ向かいました。それは何日も何日もかかり、乗っていた馬もぼろぼろにおかしな見た目になっていました。大学に入ると、それを見た人たちから静かな笑いが起きました。

父は息子が放浪したことを知りませんでした。父の神を忘れたとも聞いてませんでした。3人の若者が学都の歩道をぶらぶらと歩いてきて、この老人を見て笑いました。父はこの遠くにいる若者たちを見て、胸の鼓動が早くなり始めました。その中の一人が自分の息子だったからです。持っていた縄を投げ捨て、馬車から飛び降りました。そして、少年に会いに走りました。少年は一瞬だけ彼を見ると、友達にこの人は知らないと言いました。「あなたは私の父じゃない!」

それで、老人は一言もしゃべらずに振り返りました。手も触れず、キスもせずに、馬車に乗り、丘を越え、古い農家に入り古い椅子に座り込みました。頭を胸まで下げ、そのまま彼は死にました。少年は父の心を壊しました。少年は父親が教育を受けさせると言ったときの、昔の姿visionを見失ったのです。父との祈りの思い出も少年を動かせませんでした。

人は、父なる神の心を忘れ、その方の心を壊すことがなんて多いのでしょうか!